アライドeスポーツアリーナ・ラス

誕生の背景:

MGMナショナルハーバーは、オープン間もないカジノリゾートです。 MGMの要求は、オーディオゾーン全域にわたる柔軟かつ独立性の高い音量調節が可能なカジノ向けネットワークオーディオシステムで、スタッフのトレーニングおよびメンテナンスは最小に抑える、という条件付きでした。

時代をさかのぼると、カジノ施設のオーディオは、チェーン接続した60~70台のスピーカーをハイパワーのアンプで鳴らすという従来型のシステムに依存していました。この方式でゲームフロア全体をカバーすることは可能ですが、問題もいくつかあります。カジノのスタッフに、それぞれのゲームコーナーのオーディオ音量を個別に調整することはできず、したがってあるコーナーでは耳障り過ぎるし別のコーナーでは物足りない、ということが起こります。例を挙げると、ポーカーでは意識を集中し、ことばで周囲との意思疎通を図らねばならず、したがってポーカー卓近くの音はスロットマシンコーナーの音よりずっと静かであるべきなのです。さらに、カジノのフロアレイアウトは毎年変更されることが多く、それに合わせてオーディオシステムを調整するには、通常大規模な改修を行わねばなりません。

Technology West Groupのゼネラルマネージャー、Richard Reisig氏は、「古い施設では、カジノの正常な運営にはふさわしくない従来型の音響システムが用いられていることが多いのです」と指摘します。「施設のオーナーの多くは、音響システムの音に不満を抱いています。じっくり調べれば、スロットマシンコーナーとテーブルゲームコーナーが、あるいは高い天井と低い天井の部屋が同じスピーカーゾーンを共有していることがわかります。テーブルゲームのエリアとスロットマシンのエリアで音量は違っていて当然で、テーブルゲームエリア内においてすら、ブラックジャックのプレーヤーとクラップステーブルのプレーヤーが望む音量のレベルが異なることもあり得るのです。MGMは、こういった問題の解決に力を注ぎました。」

The Solution:

Technology West Groupは、カジノの音響システムに関する長年の経験を活かし、JBL Control 300シリーズスピーカー、クラウンDCIシリーズアンプ、そしてBSSネットワークオーディオシステムから成るハーマンのネットワークオーディオシステムをフルセットで導入しました。ハーマンの完璧なソリューションにより比類のない品質のサウンドと柔軟で容易な運用性が現実のものとなり、その結果MGMカジノではそれぞれのゲームエリアごとにオーディオをコントロールし、ニーズの拡大に応じたシステム拡張も無理なく行っているのです。

MGMナショナルハーバー向けに設計されたTechnology West Groupの音響システムは、カジノ内に設置されたおよそ500台のControl 328CT天井埋め込み型スピーカーと70台のControl 312CS天井埋め込み型サブウーファーから成るJBL Control Contractorシリーズスピーカーシステムを備えています。スピーカーを動かすのは、信号処理と伝達系にBSSネットワークオーディオシステムを採用したクラウンDriveCore™ Installシリーズのアンプです。ナショナルハーバーの施設全域には、1500台を超えるJBLのスピーカーが設置されています。

カジノのフロアはいくつかのゾーンに区切られ、それぞれがBSS Soundweb London BLU-806シグナルプロセッサにより制御されています。アンプとプロセッサはカジノのフロア下の専用スペースに設置され、操作は壁面に取り付けたコントロールパネルで行います。カジノにとって、音響システムをすべてリニューアルすることなくゲームフロアを再編成でき、ニーズの拡大に応じて容易に拡張できる音響システムを具現化するようなDMARKポイント、すなわち集中型テクノロジーハブを構築することがこの計画の主眼でした。音響システム全体はDante AVネットワーキング経由で接続され、コアネットワーキングサービスにより映像システムに統合されています。

「カジノにおける従来型の空間カバー方式を一新し、小さいゾーンに区分けして多数のアンプのチャンネルによりコントロールするという方式を採用しているのです」、とReisig氏は語ります。「まず、スロットマシン部とテーブルゲーム部それぞれを独自に細かくコントロールすることができます。さらに、カジノでは継続的にフロアを再編成し、スロットマシンスペースやテーブルゲームスペースを移動し、ポーカースペースを拡張したり縮小したりしています。カジノのフロアを、AVシステムの大規模なリニューアルなしで柔軟に再編成できるのは、小さいゾーンに区分けしてそれぞれ個別に音響レベルをコントロールする方式のおかげです。

インパクト:

Reisig氏は、「一歩足を踏み入れたとき、ナショナルハーバーはハーマン製品そのものということになる、とわかったのでした」と語ります。「MGMプロジェクトにおいて、投資もスタッフのトレーニングもスタッフ人数も最小に抑えるべき、というのがすべての設計に共通したポリシーです。スタッフのトレーニングにかかる費用はばかにならず、スタッフ側もアンプ、スピーカー、DSPシステムそれぞれのプラットフォームが異なっていたら、そのようなものは扱いたいとは思いません。完璧なソリューションの具現化の決定要因となったのが、ハーマンの統合プラットフォームでした。」

「当社は、カジノにおける従来型の空間カバー方式を一新する、小さいゾーンに区分けして多数のアンプのチャンネルによりコントロールするという方式を採用しています。まず、スロットマシン部とテーブルゲーム部それぞれを独自に細かくコントロールすることができます。さらに、カジノでは継続的にフロアを再編成し、スロットマシンスペースやテーブルゲームスペースを移動し、ポーカースペースを拡張したり縮小したりしています。カジノのフロアを、AVシステムの大規模なリニューアルなしで柔軟に再編成できるのは、小さいゾーンに区分けしてそれぞれ個別に音響レベルをコントロールする方式のおかげです。」